【ドラム】4つの基本/基礎ストロークは必ず練習して身につけよう!

あなたは「4つのストローク」についてご存知ですか?


僕はロックドラマーだから常に全力で叩く!ストロークなんて言葉すら聞いたことないよ!

私は吹奏楽の先輩から「4つのストローク」を教えてもらったよ!ドラムを叩く上で基礎中の基礎だから、絶対に学んでおいたほうが良いよ。

ストロークとは簡単に言ってしまえば”スティックの振り方”ですが..。

ドラムには「基本のストローク」が4つあります。

そして、このストロークを使っているかいないかで「聞き手側」に与える印象や音が全く異なってくるのです!


そこで今回は、「4つの基本ストローク」について解説いたします。ドラムを叩く上で”基礎中の基礎”の部分ですので、この機会に確実に覚えておきましょう!




「4つの基本ストローク」とは?


4つの基本ストロークとは「フル・アップ・タップ・ダウン」ストロークのことです。名前だけでも聞いたことありませんか?

基本ストローク①フル・ストローク

このストロークは基本中の基本。

高い位置から振り下ろしてドラムを叩き、高い位置まで戻すストロークです。


ロック調のドラムは、基本フルストロークで叩いていますね!
  • 全力でドラムを叩いている時
  • 人間や動物が棒状のものを振って何かを叩く時

これらもフル・ストロークに該当します。


人間や動物にとって「もっとも自然なストローク」とも言われていますよ!

フル・ストロークは、振り幅の大きさで「音量」が大きく変わります。

楽譜ではFullの頭文字をとって”F”と表記されています。

基本ストローク②ダウン・ストローク

ダウンストロークは高い位置からスティックを振り下ろしてドラムを叩き、低い位置に留めておくストローク。


ダウン・ストロークの意味はわかりましたが、なぜ低い位置で留めておくのでしょうか?

低い位置で留めておくと、次のストロークが「大きく振りかぶれない」=アクセント無しになります。このことに関しては、後ほど詳しく紹介します!

ダウンストロークは、アクセントをつける際に重要となるストローク。

楽譜ではDownの頭文字である”D”で表記されます。

基本ストローク③タップ・ストローク

タップ・ストロークとは低い位置からドラムを叩き、低い位置に留めておくストロークです。


先ほどのフル・ストローク、ダウン・ストロークは「大きい音」を出すためでしたが、タップ・ストロークは「小さい音」を出すことが目的です!

タップ・ストロークはアクセントの音と区別できるほど小さな音を出さないといけません…。

打楽器で”小さな音”をだすことは、かなり大変なので、初めのうちは①②③の幅を狭くするようにしてみてください。

このストロークが「4つの基本的なストローク」の中で1番重要で難しいです。(後ほど詳しく解説します)

ちなみに楽譜では、Tapの頭文字である”Tで表記されます。

基本ストローク④アップ・ストローク

アップストロークは低い位置からドラムを叩き、高い位置に持っていくストロークです。


タップストロークと同様で低い位置からドラムを叩くので、アクセント無しのストロークですね!

ただし「叩いた後に高い位置に持っていく」ため、次のストロークはアクセントありになります。

「アップ・ストローク」は言ってしまえば、振りかぶるためのストロークです。

楽譜ではUpの頭文字である”Uで表記されます。

【重要】「4つの基本ストローク」の終わりのポジショニング

さて、4つの基本ストロークについて見てきましたが、叩き終わった後「高い位置」「低い位置」に留めていました。

  • フル・ストローク  → 高い位置
  • アップ・ストローク → 高い位置
  • ダウン・ストローク → 低い位置
  • タップ・ストローク → 低い位置

このように、叩き終わった後のポジショニングをしておくことで「次のストローク」が自然と決まります。
  • 高い位置 → フル・ストローク or  ダウン・ストローク
  • 低い位置 → アップ・ストローク or  タップ・ストローク

いきなり全て覚えるのは大変なので、まずは「ストロークの終わりポジションも重要なのだ」と覚えておいてください!

なぜ「基本のスロトーク」を覚える必要があるのか?


「4つの基本ストローク」について理解できたでしょうか?次は、ストロークの重要性について解説します。

「基本のストローク」=「音の強弱」をつけるため

ここまで読み進めていただいた方は、お判りだと思いますが…。

「4つの基本ストローク」ができると、音の強弱をつけたドラムが叩けるようになります。

みなさんは、プロドラマーの生演奏を聞いたことがありますか?


不思議と”うるさくない音”でした。むしろ、大きい音でも聴き心地が良く、胸の中まで響く音だったと思います!

これは「ストローク」が大いに関係しています。ストロークの幅を巧みに使い分け、ダイナミクスをつけているのです!

聴き心地の良いダイナミクス(音量差)をつけられる

「なぜプロドラマーのドラムがうるさくないか?」もう少し詳しく解説します。

そのためには「初心者ドラマーのドラムが、なぜうるさいのか?」を知る必要があります。

例えば、皆さんが音楽を聞くとき「最小の音量」と「最大の音量」が繰り返されたらどう思いますか?

間違いなく不快ですし、耳が壊れそうになりますよね。


実はこのようなことが初心者ドラマーに起こっているのです。
  • ドラム初心者・・・「大きい音・小さい音」の2パターンしかない
  • プロドラマー・・・「大きい音から小さい音」まで巧みに使い分けられる

文字に起こすとシンプルな違いですが、「聞き手」にとってダイナミクスがあるかないかは非常に重要です!

ダイナミクスのレンジが細かければ細かいほど、聴き心地が良くなっていきます。

音の強弱を意識してストロークを極めていくことで、ダイナミクスのあるドラムへと変わっていきます。

レンジを細かくするには相当な努力と練習が必要ですが、うるさいだけのドラムから卒業できますので「ダイナミクスの重要性」を頭の片隅に入れておいてください!

流れるように、自然な動きで叩くことができる


でも音の強弱なら、ストロークじゃなくても、力の入れ具合でコントロールできませんか?

ある程度は”力”でもコントロールできますが、テンポが早くなると対応できなくなったり、”力み”があると不自然な動きになります。

先ほど「ストロークの終わりポジション」について解説しましたが、あのルールに乗っ取ることで、流れるように、自然な動きで叩くことができるようになります。

また、大きな音を出すために、筋肉をつける必要はありません。

詳しくは「ドラムに筋肉が必要なのか?」と言う記事にまとめましたので、こちらも参考にしてください。

【重要】「4つのストローク」で意識すべきこと


最後に「4つの基本ストローク」をマスターするために、大切な考え方の基礎を紹介します!

考え方の基礎①「低い位置」と「高い位置」の定義をする

先ほど紹介した「ダイナミクス」をつけるために、多くの人が「大きい音」を出すことに意識を向けますが、これは大きな間違いです。

なぜなら、ドラムの音はとても大きいので、本人が「大きい音」を90%の力70%の力で叩き分けていたとしても、客観的に聞くと違いが分からないなんてことがあるからです。


そこで重要になってくるのが「小さい音」。こちらをコントロールした方が、聞き手にダイナミクスが伝わりやすくなります!

では、どのように「小さい音」を鳴らせば良いのでしょうか?

そのためには、”低い位置””高い位置”を定義しておく必要があります。

  • 低い位置 → ドラムから3cmぐらい
  • 高い位置 → チップが肩より上

初めのうちは、このように定義しておいて、小さい音と大きい音の区別できるように叩き分けましょう!

プロの中には、1番小さい音から1番大きな音まで20以上区別できるように叩き分けている人もいるそうですが…。

まずは小さい音と大きい音を区別できるようになりましょう。これだけで、表現の幅がグーンと上がりますよ。

考え方の基礎②頭で覚えるのではなく、身体で覚える!

これまで「4つの基本ストローク」を紹介してきましたが、

  • ダウン・ストロークは「高い位置から低い位置」
  • タップ・ストロークは「低い位置から低い位置」

と考えながら練習していたら、いつまでたってもドラムは上達しません。


確かに初めのうちは「頭で考えながら叩く」必要がありますが、最終的なゴールは「身体で覚える」ことです。

身体で覚えるには、練習量が必要なので、コツコツ継続的に練習していきましょう!

ストロークを練習するならドラマーのバイブル”STICK CONTROL”がオススメです。

”F・U・D・T”という表記もされているので、とてもわかりやすくストロークが学べます。

基本ストロークの基礎を身につけ、脱初心者を目指そう!

今回紹介した「基本ストローク」は基礎中の基礎。ドラマーならできて当たり前の内容でした。

しかし、ある程度ドラムに慣れてくると「基本ストローク」を疎かにしてしまう方が非常に多いです。

あなたには、そうなって欲しくないので、最後に「考え方の基礎」まで紹介しておきました。

長々と解説してきましたが、ぜひ今回の内容を理解して、心地よい音色を奏でられるようになりましょう!