ドラマーが交代してサウンドが大きく変わった有名バンド5選!

同じバンドでもドラマーが違うと、全く違う印象を受けることって、ない?
テクニックだけでは決められない、ドラマーの魅力が伝わってくるよね!

皆さんはこんな経験をしたことありませんか?

  • 好きなメンバーが脱退したので、あまり聞かなくなった

個性の強いメンバーで構成されたバンドほど、メンバー入れ替えは激しくなります。

確かに良い新陳代謝を生み出すこともあるのですが、メンバーの変化でバンドの在り方は大きく変わってしまいます。

もちろん、これはドラマーが交代することでも同じことが起こります。

そこで今回の記事では、ドラマーが交代したことでサウンドや雰囲気に大きな変化をもたらしたバンドを5選ご紹介します。

テクニックだけではない、ドラマーの音楽的な背景そのものがバンドサウンドに与える影響の大きさを感じてください。

動画付きで紹介しているのでドラマーとしての観点からお楽しみください!

①ZIGGY(ジギー)

大山 正篤

ジギーは1987年にデビュー。当時のドラマーは大山正篤氏が担当していました。

デビュー時のZIGGYはハノイ・ロックスやガンズ・アンド・ローゼズの影響を感じさせるバッドボーイズ・ロック・バンドでしたが、日本人好みのメロディをミックスさせた音楽性で「GLORIA」「I’M GETTIN’ BLUE」などの名曲を生み出します。

大山氏はワンバスのドラムセットを使用し、コーラスでは高いキーのパートもこなしました。

大山氏は1992年に脱退。現在はドラマーとしてだけではなく、サウンドプロデューサー、音楽講師、心理カウンセラーなど、幅広い分野で活躍しています。

宮脇“JOE”知史

1995年、森重樹一(ボーカル)、戸城憲夫(ベース)の2人体制だったジギーに、44MAGNUMの宮脇“JOE”知史が正式加入。

ジャパニーズ・ヘヴィメタル・ムーブメントを牽引してきた44MAGNUMのドラマーが加入したことで、ZIGGYは注目を浴びます。

宮脇氏の正式加入により、ZIGGYのサウンドはさらに厚みを増していきました。

宮脇氏は大山氏のようにコーラスへの積極的な参加はしませんでしたが、当時は全長420mm/太さ16.0mmという大きさのスティックで多点ツーバスセットを巧みに操る、大迫力のドラミングをZIGGYでも発揮していました。

②ZI:KILL(ジキル)

MASAMI

ZI:KILLはドラマーの変動が激しかった国内バンドとして有名でした。

ニューウェーヴ系のサウンドをハードに演奏し、ボーカルを主役としながらテクニカルなドラム演奏にも注目が集まるスタイルは、日本中のヴィジュアル系バンドに影響を与えます。

インディーズ界でZI:KILLに注目が集まり出したころ、当時ドラムを担当していたMASAMIはAURAとの掛け持ちからZI:KILLを選び、AURAを脱退しました。

インディーズ・デビュー・アルバム『真世界』ではツーバスフレーズを取り入れた、MASAMIのパワフルな演奏を聴くことができます。

YUKIHIRO

『真世界』リリース後、MASAMIは1989年に脱退。

そして後任で加入したのが、現L’Arc〜en〜CielのYUKIHIROです。

YUKIHIROの加入後にリリースされた『CLOSE DANCE』はインディーズ界屈指の名盤となり、日本中のロックバンドに影響を与えました。

YUKIHIROの強烈な個性も、ZI:KILL躍進につながります。

知的な雰囲気ながら主張の強いYUKIHIROは、精密機械のようなドラムセットで引き締まったサウンドを生み出します。

ハイハットとタムを多用し、ライドシンバルの使用率が控えめなYUKIHIROのスタイルは、ZI:KILL時代から確立されつつあります。

インディーズでカリスマ的存在となったZI:KILLは1990年秋に、メジャーデビュー。しかしYUKIHIROはメジャーデビューアルバムのレコーディング終了後、1990年いっぱいで脱退します。

TETSU

YUKIHIROの後任はD’ERLANGER(デランジェ)のTETSU

TETSUのド派手な演奏は、ライヴで主役を喰ってしまうくらいの迫力がありました。

とにかくエフェクトシンバルが、ものすごい頻度で鳴らされています。TETSUのZI:KILL在籍は1年にも満たない、短い期間でしたが、ファンに強烈なインパクトを与えていきました。

EBY

最後にして最長期間ZI:KILLのドラマーを務めたのは、最年長メンバーで現AUTO-MODのEBY

音楽プロデュース業とドラマーを兼任していたEBYの演奏は、とにかくクール。

職人を感じさせるテクニックで、後期ZI:KILLの多様な音楽性を引き出しました。

③L’Arc〜en〜Ciel(ラルク アン シエル)

pero

今や世界でも活躍する、日本を代表するロックバンドのL’Arc〜en〜Ciel。

ドラマーが変わってサウンドが大きく変化したバンドとしては、国内で最大の知名度です。

L’Arc〜en〜Ciel結成時のドラマーは、hyde(ボーカル)と一緒にバンド活動していたpero

激しい曲の多かった結成時のL’Arc〜en〜Cielにふさわしい、パワフルなサウンドを持ち味としているスタイルでした。

sakura

pero脱退後のL’Arc〜en〜Cielは、東京でセッション・ドラマーをしているsakuraをスカウト。

当時、L’Arc〜en〜Cielが拠点としていた大阪に呼び寄せます。

sakuraはジャズなどの古き良き伝統的なドラムサウンドをリスペクトし、独自のスタイルに取り入れて、pero在籍時のパワフルなサウンドから、より流麗なものへと変化していきます。

sakuraはレコーディング時、収録する曲によってドラムセットを大きく変える手法を取り入れていました。

シンバルスタンドはブーム型ではなくストレート型を好み、シンバルはSABIAN PRO(廃番)などのミドルグレードを採用するなど、独自のこだわりを公開。オープンな鳴りの、柔らかいサウンドが特徴でした。

yukihiro

sakura脱退後、現ドラマーで元ZI:KILLのyukihiroが加入します。

L’Arc〜en〜Ciel加入前のyukihiroは、ライドシンバルとクラッシュシンバルをほとんど使用しないスタイルで有名でした。

ライドシンバルを表情豊かに叩き分けるsakuraのスタイルとは対照的です。

L’Arc〜en〜Ciel加入後のyukihiroは、バンド初期の楽曲イメージを崩さないようにと、ライドシンバルとクラッシュシンバルも演奏に取り入れています。

④ジューダス・プリースト(Judas Priest)

サイモン・フィリップス(セッション)

「メタル・ゴッド」としてヘヴィメタル界の頂点に立っているジューダス・プリーストですが、元々は純度の高いブリティッシュ・ロックバンドでした。

年月と共にサウンドがハードになり知名度を上げていったという、珍しい経歴を持っているバンドです。

1977年、サイモン・フィリップスがセッション・ドラマーとして参加したアルバム『背信の門』では、ギターサウンドのハードさも控えめ。サイモンのテクニカルな演奏が確認できます。

レス・ビンクス

ハードさを増したプリーストは1978年、ツーバスを積極的に使うレス・ビンクスをドラマーに迎えました。このあたりから速いテンポの曲が目立っていきます。

デイヴ・ホランド

1980年に発表された『ブリティッシュ・スティール』からは、元トラピーズのデイヴ・ホランドが加入。

「メタル・ゴッド」にふさわしい、貫禄のあるスタイルを確立させました。

デイヴのプレイは極めてシンプル

他の歴代ドラマーとは対照的に、バスドラムをあまり踏みません。

デイヴは直線的かつ忍耐強い演奏で、プリースト全盛期のサウンドを支えました。

しかしアルバムを出すたび、ハードでスピーディになっていくプリーストの音楽性に、デイヴのスタイルは合わなくなってきます。デイヴは1988年発表の『ラム・イット・ダウン』発表後、プリーストを脱退。

スコット・トラヴィス

デイヴが脱退し、プリーストは現メンバーのスコット・トラヴィスを後任に迎えます。

レーサーXから移籍したスコット・トラヴィスはいきなり『ペインキラー』のイントロで高速ツーバスフレーズを炸裂させ、ファンを驚かせました。

それまで培ってきた貫禄に加え、スピードとパワーを飛躍させたジューダス・プリーストは、更なる進化を遂げ、2020年の現在も活動しています。

⑤メガデス(Megadeth)

ガル・サミュエルソン

メガデスは沢山の有名プレイヤーが参加し、2020年の現在でも活動を続けています。

中でもデビュー時の1985年から一時解散時の2002年までの歴代ドラマーには、特に個性の違いが感じられました。

メガデスは結成時から、ジャズとヘヴィメタル、両方の素質を持つメンバーで固められていました。

[ガル・サミュエルソンはデビュー時のドラマー。

低めで深みのあるサウンドが流れるような、独特のグルーヴを生み出していました。

スネアの音が柔らかいぶん、ライドシンバルの硬い音が目立っています。

ガル在籍時のメガデスは1986年に名盤『ピース・セルズ…バット・フーズ・バイイング?』を完成させますが、バンド内でのドラッグ、アルコール問題が深刻化し、活動が困難になります。

ニック・メンザ

ドラッグ、アルコール問題をクリアしたメガデスは1989年、マーティ・フリードマン(ギター)と、ニック・メンザを迎えます。

ニックの演奏はとにかくパワフルで、バスドラムとクラッシュシンバルを多用しています。

知性と激しさを両立させたメガデスの楽曲を、ニックはワイルドに演出。バンドは全盛期に突入します。

ジミー・デグラッソ

1998年、ニックは膝を悪くしてしまいメガデスを離れました。

後任は元スーサイダルテンデンシーズのジミー・デグラッソ

シンバル類よりスネアとタムを多く使う演奏で、ニックより引き締まったサウンドが特徴です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?ドラマーが交代するバンドは少なくありません。

中でも、前任ドラマーと後任ドラマーそれぞれの個性と魅力が感じられるバンドを5選ご紹介しました。

今回の記事があなたのドラマー生活をより豊かにしてくれる情報になれることを、心より願っています。

音楽には明確な答えはありませんから「自分だけのサウンド」「プレースタイル」を確立して、あなたのドラムを磨いていってください!